「ずっと立っていると腰が痛くなる」
「ずっと座っていると腰が痛くなる」
「朝、寝起きで腰が痛む」

「右側の腰だけがずっと痛い」
「左側の腰だけがずっと痛い」

 

これ、もしかすると ” 内臓 ” のせいかも知れません。

 

この記事を読むとわかること

・腰痛の原因は骨や筋肉だけじゃない
・こんな腰痛は内臓が関係しているかも?

・なぜ内臓が腰痛を作るのか?
・腰痛と一緒にこんな兆候があると危険です!
・内臓の負担を軽減する方法

 

椎間板ヘルニアによる腰痛
坐骨神経痛などの痛みに特化した施術を提供

札幌市北区北18条駅にある
はりきゅう整体こばやし治療院のブログ

 

腰痛の原因は骨や筋肉だけじゃない?

レントゲンやMRIの画像診断だけでは
85%以上の腰痛に原因を特定できない』

整形外科学会でさえ認めています。
「腰痛診療ガイドライン」
(日本整形外科学会・日本腰痛学会 2012年)

 

 

◎ 背骨の隙間が狭くなっている
◎ 背骨が曲がっている
◎ 神経が圧迫されている
◎ 「ヘルニア」「すべり症」がある

など、レントゲンやMRIでは体の内部(所見)を見て取れますが

 

こうした画像所見での異常が
実際の症状や原因としてハッキリと言える割合は
”15%以下”ということになります。

 

 

他にも、こんな有名な話があります。

 

「腰が痛くない人」を集めてMRIを撮ってみたところ

なんと
76%の人に「ヘルニア」が見つかったという研究。

1995年に国際腰痛学会ボルボ賞受賞の研究です。
(ボルボ賞=腰痛界のノーベル賞と呼ばれる賞)

 

 

この76%の人は
「腰痛が全く無い人たち」ですから

 

画像で見つかった異常が
そのまま「腰痛」に直結しない

と、現在でも国際的な腰痛診断の参考になっています。

 

 

画像検査をすれば
腰痛に関係なく10人に8人は異常があること

 

統計上では、信じられないかもしれませんが

ヘルニアがある人の方が腰痛が少ない
という結果も出ています。

 

 

 

さらに、職業別の腰痛発生についても

3位は、技術系の職人業

2位は、農業(造園を含む)

 

と、一見
肉体労働が関係するように思えますが

 

 

 

なんと1位は…

 

 

 

 

 

 

無職

 

 

 

 

日常的な腰への負担は
もちろん無関係ではありませんが

 

肉体的な負担だけでは
腰痛にならないことも近年では浸透しつつあります。

 

 

 

腰がめちゃくちゃ痛い人でも
レントゲン・MRIでは異常が見つからない人もいれば

腰痛がないのに偶然的に
レントゲンやMRIで異常が見つかる人もいる。

 

腰痛の原因はもっと視野を広く、ということですね。

 

 

こんな腰痛は内臓が関係しているかも?

代表的な関係を紹介します。

 

【朝の腰痛】
内臓疲労、内臓循環不良、冷え、こわばり
などを考えて施術&アドバイスを行います。

【右側の腰痛】
主に肝臓疲労を疑い、左右のバランスや
骨格の歪みと内臓の関係を考えます。

【左側の腰痛】
主に脾臓、胃を疑い、左右バランスや
骨格の歪みと内臓の関係を考えます。

【座っていると腰が痛む】
腸と腎臓を疑い、骨盤と背骨の歪み
足の血流との関係を考えます。

【立っていると腰が痛む】
腎臓、肝臓、脾臓、腸など広く考え
骨格バランスと筋肉の働きを整えるように施術します。

 

 

これらは簡単にまとめたもので

実際に細かく症状を聞いたり
体の検査をしていくと

1つに当てはまるものや
複数の反応があるものなど様々で

 

それぞれのタイプによって
施術の内容や治し方が変わってきます。

 

 

なぜ内臓が腰痛を作るのか?

生理学の教科書などにも載っていますが
「体表内臓反射」と言って

ある内臓が疲労すると、特定の筋肉・部位に
痛みやコリなどの反射が起こることがあります。

 

これが腰に起これば
腰痛を引き起こしてしまいます。

 

 

 

運動や、体への過剰な負荷をかけなくても
筋肉と内臓は休むことなく働いています。

 

筋肉(体全体を含めて)に疲労が溜まると…

疲労物質と呼ばれる
『疲労や痛みを引き起こす物質』
が体内に作られます。

 

 

その疲労物質は血液によって回収され
内臓で解毒分解・代謝され

健康な方は
新しい血液が作られ全身を巡ることで
疲労状態から回復していきます。

 

 

 

しかし
『毎日の疲労』と『回復の働き』の
バランスが崩れていると…

 

 

疲労分解のために内臓・自律神経が疲弊し

回復が追いつかなくなり

骨格・姿勢バランス、生活動作などの
バランスが崩れ始め骨格の歪みや筋肉のコリが発生します。

 

 

ただ、この時点では
『ときどき腰が痛いかな?』程度。

もしくは無症状の場合もあるのですが…

 

 

こうした
『歪み』『内臓疲労』『自律神経』などが下地となり
そのままの状態で毎日を過ごしていると…

 

 

腰の筋肉には負担が続いてしまい

筋肉は硬くなり
骨盤は歪み
背骨も硬くなり歪み…

ガチガチの疲労状態で過ごしていれば
腰も痛くなります。

 

 

これが腰痛の正体。

 

 

 

このように

「筋肉による腰痛」であっても

その背景には
「内臓」「自律神経」の問題が隠されている
ことほとんど。

 

 

 

つまり
ただ腰を揉みほぐすだけでは一生解決できない

そんな負の連鎖がある…

 

 

腰痛と一緒にこんな兆候があると危険です!

レッドフラッグサイン
危険兆候といって

普通の腰痛ではなく、悪性の可能性がるサインがあります。

 

レッドフラッグサイン(赤旗サイン)と言われますが
腰痛全体の1〜5%程度と言われているため

決して多いものではなく
とても稀な話なのですが見落とす訳にはいきません。

 

 

 

具体的には…

 

①発症年齢20歳未満
または50歳以上の方の腰痛
→スポーツ活動、怪我などの「思い当たる原因がある腰痛」を除いて
未成年の激痛を伴う腰痛は一度病院で検査をしましょう。

 

②楽な姿勢、痛みを感じにくい姿勢がない激痛

③腰のみではなく、胸やお腹も痛む

④癌、ステロイド治療、HIVの感染の既往歴ある方

⑤体重減少、食欲不振、便秘などが一緒に始まった方

⑥脚のみではなく広範囲に及ぶ神経症状がある方
排便や排尿がしにくい、または出ない
お尻や生殖器まわりの感覚が悪くなるなど

⑦猫背、側弯などの背骨の変形が大きい方
→痛みの悪化に伴い、どんどん姿勢が悪くなるなど

⑧発熱がある方
→感染症、悪性疾患の可能性

⑨激しい外傷歴がある方
 (ご高齢の方は圧迫骨折)

 

 

文献によって多少の違いはありますが
代表的なレッドフラッグサインの紹介です。

 

 

 

レッドフラッグサインは
「1つでも当てはまったら危険!」ではなく

 

本当に危険な症例・病状は
「複数の項目が該当する」とされています。

 

 

楽な姿勢が無いくらいの激痛が何日も続き
さらに発熱をして、どんどん悪化している…

 

便や尿の出が悪くなっていたり
体重も減ってきたり…

腰だけではなく
全身的に調子が悪い…

そういうケースですね。

 

 

 

 

他にも

背骨や神経の腫瘍
化膿、骨折

解離性大動脈瘤
動脈閉塞

など、鍼灸や整体が第一選択肢ではない場合もあるので
なんでもかんでも「治りますよ」という

集客文句に騙されずに
まずは情報を整理しましょう。

 

 

反対に言えば
こうしたレッドフラッグサインに当てはまらずに
腰痛が続いている場合

病院の検査・治療でも
いまいち改善しない場合

 

そんな時は、ぜひ当院へご相談ください。

 

 

内臓の負担を減らす方法

 

結論から言えば、生活習慣がとても大切。

 

 

当たり前の話をすれば

規則正しい睡眠、食事、栄養バランス

これだけで、かなりのリスクを減らすことができます。

 

 

簡単な工夫について紹介します。

 

【夕食が遅い場合】
(20時以降など)

朝食を抜いて、14〜16時間空腹の時間を作ることで
体内解毒と、内臓が休む時間を確保できます。

僕も、夕食が遅いので朝食は基本取りません。

 

 

【疲れが取れない場合】

疲労物質も内臓が代謝するわけですから
内臓の代謝を高める栄養を摂取してみましょう。

具体的にはビタミン・ミネラルを幅広く摂取すること。
(サプリはダメです)

玄米、天日塩、本醸造醤油、味噌など
調味料の見直しを。

特に、水分量が足りている方は
良い塩分をしっかり摂りましょう。
10g以下は塩不足です。

肝臓代謝、腸内環境整備には塩を上手に使いたいですね。

 

 

【余計なものを摂取しないこと】

嗜好品として、気分転換や幸せな気分を
味わうことは大切ですが

間食でお菓子などの
砂糖、植物性油脂を摂る習慣があると

ジワジワと負担が蓄積していきます。

 

他にも、乳製品、小麦なども。

 

特に砂糖は本当に強烈なので気をつけて…。

砂糖などの生成した糖分は
直接糖と言われて吸収がともて早いですから

インスリンの作用で
眠気や疲労感を感じたりします。

 

 

他にも個人に合わせてアドバイスできますが

基本的には
「食べ過ぎ」に気をつけること。

 

 

 

さいごに

 

外食、スーパー・コンビニ食が多い
便が毎日出ない
睡眠不足が続いている
朝起きて疲れが残っている

水分摂取量が1日体重×30ml以下
早食い、食べ過ぎ
糖質・脂質が多い食事内容

 

この辺は、簡単な工夫だけでは
補えない可能性があるので

今一度、生活を見直しましょう。

 

「体質だから」と言いがちですが
生まれた段階から、不調になる宿命(体質)を
背負っているなんてあり得ません。

 

親も同じ冷え性
親も同じ便秘…

なんてよく聞きますが

 

冷え性・便秘な人が
同じような食習慣、生活習慣
健康や体への思考習慣を育てたわけですから…

そりゃあ、似たような体にもなります…。

 

 

ピントが合った生活をすれば
大抵のものは良くなります。

 

 

 

腰痛の85%以上は
病的な異常はなく

生活習慣によるものが大半

 

 

そう捉えていただければと思います。

 

 

「治らない腰痛」の方が稀ですから
しっかりと原因を見つめて改善していきましょう!

 

 

 

いつもいつも
こばやし治療院を支えてくださり
本当にありがとうございます。

 

 

 

Vision

痛み、困っている症状を良くするために行った治療院のはずが…
過剰な通院回数や、過剰な期間、高額ボッタクリ施術などのせいで

時間も、お金も無駄にして
「健康になる」ことを諦めている、信じられない。

そんな現状に終止符を打ち

「本気で治りたい方」が損をせず
改めて自分と向き合い

痛みや不調、不安から解放され
健康や、自由な体と時間の大切さを感じられる方々を増やしていく。

院長 小林 大介

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