椎間板ヘルニアによる腰痛
坐骨神経痛などの痛みに特化した施術を提供
札幌市北区北18条駅にある
はりきゅう整体こばやし治療院のブログ
Vision
痛み、困っている症状を良くするために行った治療院のはずが…
過剰な通院回数や、過剰な期間、高額ボッタクリ施術などのせいで
時間も、お金も無駄にして
「健康になる」ことを諦めている、信じられない。
そんな現状に終止符を打ち
「本気で治りたい方」が損をせず
改めて自分と向き合い
痛みや不調、不安から解放され
健康や、自由な体と時間の大切さを感じられる方々を増やしていく。
院長 小林 大介

あらゆる症状に
実績があります
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「薬をやめてサプリメントに」
それは勘違い!
近年、栄養不足を補うために
栄養補助食品、サプリメントなど
様々な商品が販売されています。
100匀やドラッグストアで
驚くほど安く販売されている物は
そもそも論外なのですが…
(数百円や千円など)
高品質な物でさえ
使い方を間違えれば
実は、栄養不足を引き起こすことなるんです…
あなたの知らない情報を整理しましょう。
まずは、知ることが大切です。


まずは、1994年に
実施された有名な研究結果から紹介します。
この研究は、日本予防医学会をはじめとした
内科医、栄養士さん達も主張しているデータです。
こんな古くから検証され
データもあるのに
日本では中々一般の方には広まらないですね…。
この研究はフィンランドで実施されました。
強い抗酸化作用を持つ
「βカロテン」という栄養素が
発癌を予防するという効果の検証。
(βカロテン=ビタミンAの前駆体)
男性喫煙者2万9000人を対象にして
5〜8年間、肺癌になる人を追跡した研究。
(かなり過激なので現代では無理ですね)
心理的な要因をなくすため
・βカロテンを含む「本物(サプリ)」
・βカロテンを含まない「ニセモノ」
と、それぞれグループに分け実施。
結論から先に書きます。
研究の結果は
βカロテン摂取している方が
癌になりやすかった。
それは
ビタミンやミネラルと一緒に摂取できる
自然の野菜から摂る栄養ではなく
サプリメントから摂取する
人工的な合成された栄養素
人工的に抽出した
「単独の栄養素・成分」
※「βカロテンのみ」ということ
そういうものでは
病気を予防するような効果は期待できず
むしろ、体内の栄養バランスを乱し
かえって、病気になりやすくなった、と
(栄養不足状態にも近づきます)
エビデンスに基づく医療(EBM)として
日本予防医学会でも言われています。
医師が認める
ウソみたいなホントの話
つまり、長期的(3ヶ月以上など)な
サプリメント摂取は
栄養不足を引き起こす可能性があるということ。
端的に結論だけ知りたい方は
ここまで読めばOK。
もう少し理由を知りたい方は
この先、深掘りして説明しています。
サプリで栄養補給を継続した人の方が
病気になった
そんな事実から当時の研究者や医師達も
想定と大きく異なった結果にかなりショックを受け…
この研究は
「フィンランドショック」と
呼ばれ有名になっています。
(そのままのネーミング…苦笑)
なぜ、このような結果になったのか?
サプリ飲んだら栄養補給で健康じゃないの?
今もサプリいっぱい売ってるじゃん!
と、疑問がたくさん出ると思いますが
ここからが大事な部分。
ちゃんとある程度結論が出ています。
そもそも、この研究の背景には
抗酸化作用がある栄養素は
病気予防に効果的だ!
と、栄養の側面から考えられたことから始まり
体内が酸性に傾き過ぎると
癌や糖尿病になる。
(活性酸素の影響なども)
ということから
ポリフェノールやら、ビタミンC・Eだとか
そういう物が注目され
「お茶が良い」「赤ワインが良い」とか
緑黄色野菜に含まれる栄養素から
抗酸化作用が大切だ!
などなど
やがて
「血液中のビタミンE・βカロテン濃度が高い方が癌になりにくい」
との研究データが出てきて
じゃあ、野菜に含まれるβカロテンを
サプリで効率良く摂取させて検証してみよう!
となったわけです。
実は、このフィンランドの研究は
大きく2つ行われていて
先ほど紹介した
喫煙者男性2万9000人に対しての研究と
1万8000人の肺癌リスクについて
研究したものがあります。
まー、ほんとに何万人も巻き込みながら
すごいことをやっている…。
そのお陰でデータもあるんですけどね…。
前者の2万9000人の研究では
体に良いものを摂り続けたはずなのに
βカロテンサプリを飲んだ人の方が
肺がんを発症した人が多かった
そればかりか
肺がんと心臓病による合計死者数も多かった。
もう1つの1万8000人の
臨床試験のほうは、もっと悲惨な結果で…。
肺がんリスクの高い
1万8000人を2つのグループに分けて
片方にはβカロテンとビタミンAを与え
残り半分にはニセモノを与えました。
この研究は6年間続けるはずだったのですが
予定よりも早く打ち切ることになってしまいました。
なぜなら
【サプリを飲んだグループ】の方が
【ニセモノを飲んだグループ】より
肺がんで死亡リスクが46%も高く
その他で亡くなるリスクも
17%あることがわかってしまったから。
悲惨な研究ですが
5万人近くの人で検証し
両方とも同じような結果となったことから
現在でもエビデンスがあるデータとして捉えられています。
この研究の教訓としては
「野菜や果物から摂るよりも
単一成分を抽出してサプリメントの形態で
多量摂取すると危険性がある」
ということ。
サプリメントが栄養不足を起こす理由
「ダウンレギュレーション」という
生理学の言葉があります。
薬の分野では
「薬に慣れて反応が弱くなること」
不妊治療の分野では
「卵巣の防御反応」
植物の分野では
「日光下に慣れると光合成効率が下がること」
など、生物の反応として使われる言葉です。
簡単に言ってしまえば
サプリメントでも
同じ現象が起きる
ということ。
ここが
「薬やめてサプリ」の大きな間違い。
さらに言うと
ダウンレギュレーションが起きてしまうことで
サプリ以外の食事から摂取される栄養素にまで
体が拒否をするような反応が起きることがあり
結果的に
さらに栄養不足が深刻化することがあります。
摂取を始めた最初のうちは
データ的にも良くなる。
(フィンランドショックも同じだったようです)
ですが、ある一時を越えると
反応が鈍くなり
さらに継続すると
逆に悪化し始める。
実際に、3ヶ月以上の長期摂取をしている人の
毛髪や、爪の栄養検査では
栄養不足の数値が出ることがよくあるそうです。
血液は、毛髪や爪
内臓や筋肉などのいろいろな器官へ
栄養を送る道路ですから
その途中経過の栄養分なわけで
血液検査のみでは判断できないってことですね。
何ヶ月も、何年も…
ビタミン、ミネラル、オメガ3脂肪酸などの
サプリを摂っている人がいますが
「栄養になっていない」
「意味がない」
そんなレベルならまだマシで
知らないうちに
体内の栄養バランスを乱して
栄養吸収の妨げになって
病気のリスクが上がっている可能性も
否定できませんね。。。
だから、僕はサプリを飲みません。
飲んだとしても
「数日間」などの一時的な方法で終わります。
マルチビタミン、マルチミネラルなど
複数の栄養が入っている物でも結局は同じです。
サプリの吸収率は20%から
高くても60%程度と言われていて
カプセル、粒状にする際に
化学物質をたくさん使います。
(技術的にどうしても添加物が必要)
そして、中身の栄養分が
酸化して台無しになっている物もあれば
かえって肝臓や腎臓に負担をかけている物もある。
以前、サプリをやめて
肝臓の数値が下がった患者さんもいましたが
当然の反応です…。
単一成分を抽出したり、凝縮した食べ物は
人工的にしか作れないものです。
昔々、北米に住む長寿で有名な
イヌイットの真似で
オメガ3だけをたくさん摂取していた人たちが
心臓病になってしまった話もあります。
(これはまた今度書きますね)
オメガ3脂肪酸も
体内でゴミを出して酸化を進めることがありますから
サプリでの長期摂取はやめた方が良いです。
(この辺も今度書きます)
オメガ3やめて
不調が治る人もいます。
「食べる」ことって
自然の生き物を頂戴するわけですから
食べ物(生き物)は
丸ごと全部でバランスが取れた栄養になっています。
「ホールフード」
「一物全体食」
と言われますが
生き物、食べ物は
ありがたく全体を頂戴することで
本当の栄養の価値が生まれます。
魚なら、出来るだけ
皮、骨なども
(大きいのは無理ですけど!)
野菜も皮ごと
そして、なるべく葉っぱも。
都合よく、部分的に抽出した
単一成分のみを摂り続けないことがポイント。
ちなみに、分子栄養学という分野では
病気や不調から抜け出していくために
サプリメント(または点滴)を使って
一時的に高濃度の栄養素を多量に入れます。
(高品質なものを使って)
この方法、確かに
変化が出るのですが
ずっと継続していても
ダウンレギュレーションが起こる可能性があるため
期間を限定しながら
サプリを調整しながら行っているようです。
予防のための食・栄養
治療のための食・栄養
それぞれは別物だという認識が大切です。
予防食は基本ですから
完璧ではなくても継続しましょう。
治療食は、期間を定めながら
極端に控えたり、増やしたり
バランスを大きく変えます。
さ、ということで
不要なサプリをやめた方が
もしかすると体調が良くなるかもしませんね。
ちなみに
クロレラミンはクロレラを丸ごとだから
ホールフードそのもの。
(クロレラ100%の商品)
クロレラを固めただけで
完全無添加です。
そして、抗酸化作用が強い
βカロテン、ビタミンE・Cも含まれています。
さらに、緑黄色野菜に含まれる
カロテノイドという制癌作用がある野菜の色素もある。
(69種の栄養素が含まれます)
そして、サプリではなく
食材そのものだから
ダウンレギュレーションによる
栄養不足もほぼ間違いなく心配いりません。
だから、サプリやめて
クロレラを勧めるんです。
ここで紹介した話は私見ではなく
研究結果からのエビデンスを基に書いています。
はい、今回も長々と書いてしまいましたが
最後まで読んでくれた方ありがとうございます。
良い気づきがあれば嬉しいです。
いつもいつも
こばやし治療院を支えてくださり
本当にありがとうございます。

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