椎間板ヘルニアの症状と治療の話

講師先の学生さんとヘルニアの話に

水曜日の昨日は
専門学校講師の日。

教科書とプリントの入ったファイルを
ドサッと持ちながら講師室へ行き…

コピー機で何部もプリントの用意をする。

これが水曜の朝のルーティン。

このブログは
こばやし治療院 院長の小林大介が

日々真剣に患者さんと向き合って感じる
「氣付き」をつぶやくブログ。

治療に通い続ける人
不必要な治療・薬を続ける人
病名・病気を大切に持ち続ける人

そんな方々を、減らすための
札幌北区にある整体・鍼灸治療院。

完全予約制
すべて自由診療「保険を使わない施術」

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2023/5/11     No.1692

いつもブログをご覧いただき
ありがとうございます。

皆さんのお陰で
僕は運の良い日々を送らせて頂いてます。

学校でも、学生さんから

「腰が痛いんですけど〜」
「ヘルニアと言われて〜」

という感じで

1人暮らしをはじめた子も
自家暮らしの子も

新しい環境に入ることで
体調面にも変化が出るものですね。

ちょうど、ヘルニアも腰痛も
教科書にも載っているので

まずは、そんな話をしてみる。

一般的な好発年齢として言われるのが

20〜40代
（文献によっては30〜40代）

またはスポーツなどが絡むと
10代からの発症も増えるとされています。
（転倒、競技特有の外力なども関係）

背骨と背骨の間にある「椎間板」

椎間板の中心には
「髄核（ずいかく）」という
ゼリー状のものがあり

その周りを「線維輪」という
線維質で覆っている。

で、ヘルニアというは

髄核が、線維輪を突き破って
外に出てしまうことを指し
（後方・背中側に飛び出す）

その部分で神経に触れてしまうと
痛みや痺れ（麻痺なども）が出てくる。。。

この辺までは

専門的ですいません。。。

ヘルニアといえば
腰が有名ですが

背骨の病変なので
首でも「頚椎ヘルニア」として起きます。
（まれに胸椎ヘルニアも）

椎間板へのストレスが強すぎと
ヘルニアを発症しやすい、となりますが

どんな動作や姿勢が
負担が強いのか？

というと

立っている状態で前屈した姿勢

真っ直ぐ立っている状態の2倍以上
椎間板に負荷がかかるとされていて

もっと、負荷が強いのは

猫背で座っている姿勢

これも、2倍〜3倍程度の
負荷がかかると言われています。

もちろん、姿勢は個人差があり
全員が同じ負荷ではありませんけど。

だから、本当に背骨の部分で
強く強くヘルニアが悪さをしていそうな患者さんは

椎間板に負担のかかる
前屈動作、猫背座りをすると

腰に痛みが出たり、お尻から脚にかけて
痺れや痛みが出ることがあります。
（100％ではありません）

仰向けに寝て
脚を上げていく検査があるんですが

その検査でも高い確率で
腰、お尻、もも裏などに痺れ痛みが出ます。
（80％程度の陽性率と言われてます）

他にも、
足の筋肉に力が入りにくくなったり
感覚が鈍くなったり（知覚異常）

色々とあります。

と、ネットで調べれば
簡単に出てきそうなことを書いてみましたが

これら全部が該当していても
軽減、または、ほぼ無症状まで回復できる方もいれば

あまり該当していなくても
治療が難渋する方もいます。

腰が痛くて、病院へ行って
「ヘルニアがある」「ヘルニアの腰痛」と言われると
結構ショックですよね。

なんか、ヘルニアって治らないイメージもあるし
一生、腰痛を抱えたままな感じもするし…

そこで、僕がずっと主張しているのが

そもそも、その腰痛は
本当にヘルニアのせいですか？

って部分。

さっきの検査や症状が当てはまっていても

実際に、腰を直接治療しなくても
良くなる患者さんもいるので

ヘルニア自体が悪さをしていないこともあります。

この辺の詳細は
こちらの記事を読んでくださいね。

2020/5/27 No.609
■  自称「ヘルニア持ち」の方へ
「椎間板ヘルニア」と診断されたら

「椎間板ヘルニア」と診断されたら

では

本当にヘルニアが問題の
腰痛や神経痛は治せないのか？

となれば

何を持って
「ヘルニアが絶対原因だと言えるのか？」

と、まず言いたくなる
このひねくれ者ですが（笑）

明らかにヘルニアの兆候と言われる症状が出ていて
さらに、治療も難渋した方は過去にいます。

僕の力不足でした。
申し訳ありません。

ただ

明らかにヘルニアを疑う症状でも
良くなった人の方がはるかに多いです。

腰痛は、整形外科学会、腰痛学会などで
85％は原因不明と言われています。

これはレントゲン・MRIなどの画像診断でも

訴えている症状と、所見で
事実関係がハッキリするケースは多くないということ。

当院でも

腰痛の80％以上は
腰以外に問題がある！

と考えていて

全身を巡る血流の状態
痛みや回復を左右する自律神経

全身の姿勢、動作習慣

睡眠、栄養など…

視野を広くみて
視野を広くアプローチすることで
回復事例を増やしています。

腰にだけ、電気をかけたり
鍼をしたり、マッサージをしたりしても

一時的な効果のみで
良くならないのは
（良い状態が続かない）

腰以外の要因を
見落としているから。

姿勢であれば、足首（足部）や
首の位置までも関係するし

呼吸が浅いとか
内臓疲労とか…

全身を見ないとダメ。

だから、全身治療のみを行っています。

腰の治療で良くならなかった腰痛は
ぜひ、一度全身調整を受けてみてください。

全身の検査と、生活習慣のチェックで
回復のヒントが見えてきます。

検査も、施術も
受けてみて絶対に後悔はさせません！

だから、昨日の学生さんにも
教科書の話から、こういう部分までさらっと伝えて…

本当に大切な視点や考え方を語ってみたのでした。

「一生腰痛を抱える」なんて
考えないでいいです。

まずは、一度ご相談くださいね。

今日はこれでおしまい！

また明日！

いつもいつも
こばやし治療院を支えてくださり
本当にありがとうございます。

当院の治療方針についての動画です。

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