院長 小林 大介 の毎日更新ブログを
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2022/9/3 No.1441
いつもブログをご覧いただき
ありがとうございます。
皆さんのお陰で
僕は運の良い日々を送らせて頂いてます。
昨日も、頭痛、膝痛、腰痛
股関節痛、坐骨神経痛と
1日しっかりと施術をしました。
キャンペーンも終えたばかりですが
実は気になっていた方も多数いて
色々と、話も聞けました。
申し込み期限は過ぎましたが
今後の参考になりますので、ぜひ
たくさんのお声を聞けせてくださいね。
さて、そんな中
一昨日のブログ&メルマガの内容について話が出ました。
記事の中で、素粒子とか周波数とか
マニアックな話をしながら
鍼灸の技法として
氣を入れる方法、氣を抜く方法などについて
少し触れましたが
なんと
そこがおもしろかった!!
と、言っていただけたので
僕らにとっては少し意外でしたが
今日は、鍼灸について書いてみますね。
まず、「はり」って漢字は
一般的には「針」と書きますよね。
これは「まち針」のように
裁縫で使う針を指します。
「しんきゅう」の場合は
「鍼」という漢字を使いますが
発祥の国とされる中国では
「針灸」と書いて「まち針」の「針」
これには諸説あるのですが
「中国針」は本当に「まち針」のような
針を使用していて
日本では、もっと細い針を使い
さらに「体の中に氣を納める」なんて意味合いから
「鍼」という漢字が使われるようです。
(学生時代に聞いた話です)
日本に鍼灸が伝わったのは江戸時代。
中国の技法では
「トントン」と叩いて鍼を刺す方法ではなく
「押手」といって手でポイントを抑えはしますが
筒状のものを使わずに刺します。
現代で、馴染みのある
鍼を筒(鍼管)に通して「トントン」と刺す方法は
江戸時代に日本人が考えたもので
鍼管を使うことで鍼も細くなったのだとか。
鍼を刺すときには
ほとんど痛みを感じることがないのですが
鍼管を使うことで
さらに無痛に近づきました。
江戸時代に伝わった鍼灸は
医師法がなかった当時
いろんな病気の治療法として活用されました。
鍼を用いて治療をする人を
針医者なんて呼んだこともあるようです。
そもそも、鍼で病気なんて治せるのか?
と聞かれれば
もちろん全部ではないし
無理なものもあるでしょう。
ですが、現代ほど医学が発展していなかった頃は
本当に、そうして治していたんです。
植物由来の漢方(食材、お茶なども)
食べ物の効能を利用して回復させていた。
日本には、本当にそういう文化がありました。
それから時が流れ…
戦争に負けた日本は
敗戦国としてアメリカの統治下に置かれます。
そして、昭和23年医師法設立。
昭和23年に医師法が設立されました。
これにより
医師と他の資格者、または
治療行為を行なっていた方々との
明確な違いが決まりました。
1番の違いは「診断」
これは〇〇病です。
これは〇〇の損傷です。
と、断定、特定し
診断名をつけることができるのは
医師のみ、ということ。
これにより
医師と他の医療資格との明確な違いが
決まりましたね。
「診断行為は医師のみの権利」
ここが一番の違いです。
実は「はりきゅう」に関する法律も
その前の昭和22年に設立され
「はりきゅう」を行う場合には免許が必要になりました。
(細かい部分は割愛)
こうして、戦後に
医療とか、治療に関して大きく変わった日本。
鍼灸師は現在でも、国家資格ですが
柔道整復師と比べるとちょっと立場が低いというか…
ちょっと、脱線すると
中医学、東洋医学を主体とした
鍼灸や漢方も馴染みのあった日本ですが
近代科学の成長とともに発展してきた
解剖学、生理学、病理学などを主体とする西洋医学を
日本でも主流にするための
GHQによる政策だ、という話もありますね。
真意はわかりませんが
いろんなことが関係するんでしょう。
そんな鍼灸師ですが
現在でも、3年間のカリキュラムと
国家試験を突破して
免許を取得する国家資格です。
しかし、そんな鍼灸師という資格は
今でも「国家資格」として
位置付けられています。
免許には厚生労働大臣の名前も書かれ
立派な賞状が送られてきます。
僕の時は長妻昭さんでした。
江戸時代とかと比べると
また違う立ち位置ですが
今でも、皆さんの健康を支える仕事です。
時代背景とともに
色々とあった鍼灸師。
そんな鍼灸が
現代でも国家資格として扱われているのはなぜか?
答えは超簡単。
鍼灸が
めちゃくちゃ効くからです!
最近では、中国、日本、韓国などの
アジア圏に収まらず
欧米でも親しまれていますし
アフリカでは結核の治療にお灸が注目されていたり
世界保健機構WHOも
鍼灸適応症を挙げています。
具体的に、どんなもの強いのか?
かなり多いので詳細はこちらのページから。
基本的には
慢性症症・慢性疾患が多いです。
目安として3か月以上続くものを
慢性と言いますが
鍼灸、東洋医学の得意分野です。
もちろん、ぎっくり腰、捻挫などの
急な痛みにもかなり効果を発揮しますが。
脳や心臓の血管が〜
とか
骨が折れてズレている〜
とか
激痛で悶え苦しむ苦痛がある
など
緊急を伴う分野は
西洋医学が必要です。
薬や、輸血、手術など
救急処置を含めて。
江戸時代や、一昔前に
急性疾患で命を落とす人が多かったのも
こういう部分からですね。
医学の発展は
本当に多くの命を救っています。
しかし、慢性的なものを考えてみると…
高血圧でも、コレステロールなどので
薬で数値は下がりますが
その体質までは
なかなか変わらない。。。
アトピー、アレルギーも
薬で皮膚炎を一時的に抑えたり
アレルギー反応への処置が基本。
腰痛や、神経痛でさえ
「手術するほどではない」となれば
痛み止めが処方されたり、湿布で様子をみる
なんて選択肢が多いです。
もちろん、画像検査や血液検査など
特化した検査方法も大きな武器で
それによって発見されることや
経過観察できるものもあるわけで
鍼灸だけで、全ての対処は不可能です。
ただし
もし、あなたの症状が
「緊急性のある、一刻を争う状態」ではなく
薬や湿布で効果を感じていないのなら…
東洋医学、鍼灸、整体、食養生など
施術に併用して
生活習慣を整えていくことこそが
回復への近道だと確信しています。
その選択が
未来を切り開けると。
以前、鍼灸のセミナーを受けた際に
札幌近郊の内科の先生も一緒に受けられていて
西洋医学は100年ちょっと
東洋医学は数千年の歴史と実績
まだまだ、東洋医学には勝てないよね〜
それだもの、鍼灸は効くはずだよ。
とおっしゃっていました。
鍼灸を行うお医者さんも増えていると聞いていますが
実際に、こうしてお話を聞けると
すごく勉強になるし
励みにもなりましたね!!
その先生も
慢性症状に鍼灸を用いて成績も良く
患者さんからの喜びの声も
多数あるとのこと。
緊急性のある、急性症状は
病院での検査、治療が必要なことがあり
まずは、病院への相談も考えましょう。
ずっと、慢性的に治らないものは
鍼灸も検討してください。
きっと、良い結果を得られます。
急性症状は、病院へ
慢性症状は、鍼灸へ
もし
「これはどっちだろう?」
と迷った時には小林へ(笑)
ということで
今日は鍼灸の歴史について書いてみました。
こんな話もおもしろいのかな?(笑)
ネタとなった
一昨日の記事はこちらです。
2022/9/1 No.1439
■ 学生さんからの質問から、ここまで発展
早く治る人は、ここが違う
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