院長 小林 大介 の毎日更新ブログを
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2022/7/20 No.1396
いつもブログをご覧いただき
ありがとうございます。
皆さんのお陰で
僕は運の良い日々を送らせて頂いてます。
だいぶLINE予約も浸透して
予約の正確性も出てきた昨日。
昔契約していたプロ選手から
トレーニングの相談が来たり
卒業生からお仕事の相談が来たり
治療以外に連絡のやり取りも
慌ただしかった1日。
そんな中、ジュニアスポーツのママさんから
「腰の疲労骨折」の話題に。
疲労骨折とか、骨の損傷になると
基本的にはレントゲンなど画像で確定診断となりますが
（超音波とかも）
ん？これは怪しいぞ？
という兆候も僕らには感じます。
「腰の疲労骨折」というのは
度合いによって様々ですが
「腰椎分離症」という
「折れたままくっつかない」状態に
移行することもあります。
腰椎分離症っていうのも
あんまり聞きなれないですよね？
好発するのは中高生
ジャンプや、腰の捻りなど
スポーツ動作による過剰なストレスから
腰の関節部分に亀裂が入ります。
（後方部分）
この亀裂は、骨折ということになりますが
怪我のように1回の力で起きた骨折とは別物で
繰り返しのストレスが蓄積された結果起きたものです。
大抵の場合は
最初は我慢できる程度だったけど
だんだんと痛みが強くなってきて
ある日病院へ行ってみたら
「骨が折れていた」
「疲労骨折だった」
というケース。
この場合も
「え？急になったの？」
と感じるかもしれませんが
もっと前から下地はあって…
徐々に進行していたってことですね。。。
痛みが出やすい動作としては
腰を後ろに反った時、と言われています。
（実際に多いですね）
あとは、腰の痛み加えて
お尻や、太ももなどにも痛みが出ることがあります。
「腰の骨が折れたまま」なんて聞くと
かなり
ヤバそうじゃん！！
と感じますよね。。。
僕も学生の頃
「腰椎分離症」
「腰の骨がくっついていない状態」
なんて聞いて
えー！やべーじゃん！！
と、思いましたが
実際には、分離症を抱えていても
腰痛を感じていない人もいるんです。
つまり、分離症があっても
腰痛という痛み自体は完治が可能とも言える。
一般人では5%程度
スポーツ選手では30～40%
の、割合で
分離症がいると言われていますが
しかし、これは痛みが出て
画像検査をした人の割合でしょうから
腰も痛くない、検査もしていない
「隠れ分離症」さんを入れるともっと多いってこと。
腰の骨が折れているのに
なぜ、痛みが出ないのか？
不思議だと思いますが
椎間板ヘルニアでも、圧迫骨折でも
「痛み」を感じていない人はたくさんいるもので
骨に損傷が起き始める最初の段階は
「炎症」が起きて痛みを作りますが
周りの筋肉や、姿勢、重心などで
上手に機能している状態になれば
炎症も落ち着いてきて
痛みも減ってくることがあります。
一度、分離してしまうと
骨がくっつく可能性は低いんです。
コルセットや長期安静などで
骨癒合した事例もあるようですが
可能性は高くない。
でもさっきも言ったように
分離していても
痛みがなくなる人は大勢いますから
落ち着いて、一度
しっかりとカラダを整える機会にしたいですね。
当院でも、ジュニアスッポーツの腰痛
分離症、ヘルニアなどの治療を請け負っています。
スポーツをしながら
治療のみで
何かを完治させることは
正直難しいこともあります。
専門的なリハビリが必要なこともあるし
そもそも、休養が必須なケースも多い。
だから、まずは年間スケージュールを聞きます。
いつまでに、どのくらい治したいのか？
どの大会が本命なのか？
条件を整理して
折れている部分を治さないと
痛みがなくならない
という発想を一旦捨てる必要があります。
痛みというのは
「炎症」があれば強く痛む。
炎症がない状態で痛みがあるなら
関節や、筋膜・筋肉などの軟部組織の
機能障害（不具合）を考える。
それは東洋医学や経絡の反応でも同じで
どこかに、ちゃんと動かない関節
ちゃんと働かない筋肉などの
機能失調があるということ。
それによって
重心や姿勢も影響を受けて
全身症状へ発展してく。
僕たちはこうやって
痛みの改善を狙います。
だから
鍼や整体で、骨がくっつくのか？
と聞かれると、それは難しい。
何度も言うように
炎症さえ落ち着けば
分離があっても腰痛のない人はたくさんいる。
だから、骨の損傷部分に固執しないこと。
腰椎分離症は
10代で起こりやすく
徐々に悪化して
「分離すべり症」という「骨のズレ」にまで
移行することもあります。
単純に、折れた部分だけを見て
処置をするのではなく
全身の状態を整えることを
早いうちからはじめれば
信仰への予防になると考えています。
一過性の腰痛なら
それで一旦様子を見ましょう。
炎症が落ち着けば
痛みも減るのなら、ある意味大丈夫。
でも、繰り返してしまうなら
繰り返す原因を探りましょう。
構造が壊れる前に
しっかりとケアしたいですね！！
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