院長 小林 大介 の毎日更新ブログを
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2021/1/16 No.846
昨日いらした新規の方
東洋医学に興味があるとのことで
初回から色々とお話ししました。
まー、本当に
こうやっていろんな話に興味ある方が
集まるもんだなと
治療に加えて
「治療中の話が面白い」と紹介を受けたようで…
そうなれば
こちらも遠慮なく色々話せるわけです（笑）
こういう状況を
予測していたかのように
実は、年明け早々から
コツコツと新しい説明用資料を作成。
新しい資料は大変好評で
写メを撮って帰る患者さんもいます。
ちょうど、今日の患者さんとも
新作資料を使った話になりましたが
先日、スポーツクラブの
インストラクターの方から
冬は腎を弱らせやすい時期
腎を強くするためには
黒い食材を積極的に摂りましょう。
なんて話を聞いたそうです。
これはこれで、アリな話ですね。
ただ、どうせなら
もう一歩深く切り込みたいので
付け加えていくと
東洋医学（陰陽五行論）では
各内臓に親子の関係を当てはめています。
腎・膀胱（水）の親は
肺と大腸（金）
肺と大腸（金）の親は
脾臓と胃（土）
肺と大腸（金）は
腎・膀胱（水）の親なので
腎・膀胱（水）を強くする作用があって
という関係です。
つまり、
肺と大腸（金）が弱っても
脾臓と胃（土）に負担をかけても
腎・膀胱（水）の働きは
弱くなってしまうってこと。
肺であれば
今はマスク社会ですから
呼吸が浅くなったり
息を潜めるような生活をしていれば
悪影響を受けやすいです。
大腸は排泄器官なので
気持ちや、思っていることを
「上手に吐き出せない」
そんな状態でも滞ります。
ちなみに、呼吸も
「吐いた分しか吸えない」のが
人間の構造なので
「息を吐けない」というのも
ここに当てはまります。
家の中とか、人気のない屋外では
マスクを外して深呼吸をすすめています。
そもそも酸素がないと
絶対に生きられないのが人間ですから
しっかりと
息をすることの大切さを忘れちゃダメですね。
胃や脾臓は
「甘いもの」の影響を受けやすいので
砂糖、直接等が多い人は
ここから不調を引き寄せたりもします。
こうやって考えると
どんな腎に良いとされる
食べ物や生活を送っても
その前段階にある
改善点を見落としていると
上手に治らないことも多いですね。
ちなみに「腎の症状」は
歯、骨、関節が弱くなる
腰痛、膝、股関節痛（下半身
毛髪、難聴、耳鳴り、不眠、睡眠の質低下
むくみ、慢性疲労
老化現象、免疫低下
生殖機能低下、生殖器系症状
泌尿器系症状、生理痛、月経不順
などです。
思い当たる節が多い方は…
全身のバランスが崩れる前に
対処したいですね！
根が深くなる前に！！
こういう東洋医学の話は
どうも、「腎」の記事が多いけど
それは、毎日治療している患者さんから
感じることそのものなので…
現代人の問題点とも言えるんだろうな…
関連記事を２つ紹介しておきますので
参考になれば嬉しいです。
2020/12/13 No.811
■ 誰だって疲れるけど、その質が大切なんです。
思考力・判断力・集中力の低下、根気不足、疲労感を東洋医学で紐解く
2020/12/11 No.809
■ 水は大事。でもそれだけじゃ足りないこともある
腰痛・頭痛・股関節痛の患者さんに塩のすすめ
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