院長 小林 大介 の毎日更新ブログ
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2020/12/11  No.809

■  水は大事。でもそれだけじゃ足りないこともある
腰痛・頭痛・股関節痛の患者さんに塩のすすめ

 

 

昨日は患者さんと
塩の話になりました。

 

 

治療中に塩の話をするなんて
あんまり他の治療院ではないと思いますが

 

うちではよくあること。

 

 

 

 

塩の話も、以前に書いた気がしますが
見つけられなかったので

もう一度書きます。

 

 

 

 

昨日の話は

「もうちょっと塩を増やしてください」

というアドバイスから始まったんですが

 

 

 

「え?塩分って控えないと
 ダメなんじゃないの?」

って、会話になったので
塩について30分くらい喋っていました(笑)

 

 

もちろん
なんでも摂り過ぎは
負担になるので

 

 

あくまでも

不足しているから、増やす。

ということなんですが

 

 

 

まずは
「高血圧=塩の取り過ぎ」
ということについて…

 

 

ある意味、正解ですが
塩にこだわれば、変わってくる部分です。

 

 

 

 

 

まず、一般的な塩ですが
ほとんどのものは精製された「精製塩」

 

この「精製塩」は
ほぼ全てが塩化ナトリウムで構成されていて

 

海水から作るられる過程で

塩化ナトリウム以外の
海洋ミネラルを取り除いている態です。

 

 

 

砂糖とかも
こんな感じで「純粋な糖分」に
精製されています。

 

 

精製塩は、さっきの説明通り
人間にとって必須なミネラル分
(カリウム、カルシウム、マグネシウム等)が

 

殆ど取り除かれていて

 

その結果…

体内のミネラルバランスを
狂わせる。。。

 

 

 

 

 

 

ざっくりと説明すると…

 

人間のカラダの中には
細胞の中の水分(細胞内液)と
細胞の外の水分(細胞外液)があって

 

 

細胞の中の水は
水が消費した部分へ保水する
貯水タンクのような役割で

 

 

細胞の外の水は
血液とか、リンパ液とか
カラダの中を巡っている体液です。

 

 

 

 

で、ここからがポイント

 

細胞の中には
カリウム(K)というミネラルがあって

細胞の外には
ナトリウム(Na)があります。

 

 

 

このカリウムと
ナトリウムの関係が重要で

カリウムが増えると
ナトリウムは外へ放出されていく
仕組みになっています。

 

 

 

 

 

つまり、精製塩を摂取すると

高濃度の塩化ナトリウムが吸収されるので

 

血液中のナトリウム濃度が
跳ね上がります。

 

 

 

 

 

こうやって急に
血液中のミネラルバランスが崩れる

当然、なんとかしようとするのが
カラダの仕組みで

 

細胞内にある水分を
血液中に移動させて

ナトリウム濃度を薄くします。
(元に戻すように)

 

 

 

 

ここまでイメージできますか?

 

 

 

 

 

 

 

この過程で
血管の中の水分が増えますよね?

 

 

 

すると、血管の壁にかかる圧力も
当然高くなので…

 

 

血圧が上がります。
(だいぶ省略したけど…)

 

 

むくみも当然起きますよね!

 

 

 

 

 

 

 

だから、よく
カリウムを含む食品を摂って
血圧とかむくみを減らしましょう。

って話を聞いたことがあると思いますが。

 

 

 

 

 

塩化ナトリウム濃度が極端に高い精製塩だと
この働きが強くなります。

 

 

 

 

 

反対に、天然の塩は
人体に必要なミネラルが
多数含まれているので

 

 

直接的かつ極端な
ミネラル濃度の変化は起きにくい。

 

 

 

カラダに有益(栄養補給)で
さらに、血圧もコントロールする作用を持つ。

 

ってこと。

 

 

 

知ってましたか?

 

 

 

 

もし、初耳なら
ぜひ、今日から実践してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

そうすると
生体恒常性(元に戻すチカラ)が保たれやすい。

 

 

ミネラルには解毒作用もあるので
ぜひ、意識して欲しいところですね!

 

 

ちなみに、天然の塩は第二次世界大戦後に
販売を規制してしまったとの話もあります。

 

 

そのため
日本では古くから血圧が高めの人が多い
なんて指摘もあります。

 

 

ただし!

たとえ天然の塩でも
あまりに取り過ぎれば害が出ます。

 

 

僕は電解水素水に
ミネラルを入れて飲んでいます。

 

腎疲労っぽい自覚が出ると
塩をご飯にかけて食べたりします。

 

 

でも、あくまでも
カラダの声を聞きながらってことです。

 

 

減塩の醤油なんかも
減塩したためにアルコールを添加していて
余計なものが増えます。

 

血圧だけではなくて

腰痛や下半身の冷え、生殖機能の低下
慢性疲労、膝は脚の痛み、だるさなどを

東洋医学では腎病証と言います。

 

 

慢性腰痛の方は
やはり腎をしっかりとチェックします。

 

 

 

 

 

また陰陽五行論では
腎の疲労には「塩っ辛いもの」
と言われていますが

 

 

この塩は「精製塩」ではなく
天然の塩を指すと僕は考えているので

 

腎疲労や腎の病証がある方には
天然の塩を勧めることがある。

って話でした!

 

ミネラルバランスが整うと
水分代謝もうまく行きやすいです。

 

自分にあったものは
どんなものなのか?

どんな塩がいいのか?

 

それは治療院で個別に対応していますので
ぜひ、ご相談くださいませ〜!

 

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